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自転車、首里東の畑が3キロ個人追い抜きで4位に 1.2秒差で涙のむ 全国高校総体


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3キロ個人追い抜き3位決定戦 ペダルをこいで加速する首里東の畑祐太郎=9日、函館競輪場(四国新聞社提供)

 【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第18日は9日、各地で競技が行われた。自転車の3キロ個人追い抜きで畑祐太郎(首里東3年)が4位に輝いた。敗者復活から勝ち上がった男子バレーボールの西原は決勝トーナメント初戦の2回戦で松本国際(長野)に0―2で敗れた。柔道男子個人73キロ級の浦崎弾(沖縄尚学3年)は初戦を突破したが、2回戦で敗退。アーチェリー団体の男女宜野湾はいずれも予選突破はならなかった。卓球の学校対抗は男子西原は1回戦、女子宮古は初戦の2回戦で敗れた。

 自転車3キロ個人追い抜きで畑祐太郎(首里東)が堂々の4位に輝いた。

 2選手で競った3位決定戦は最後の半周200メートルまでは並走し、激しいつばぜり合いを繰り広げた。しかし、最後は約1・2秒差で涙をのむ。畑は「予選では序盤でスピードを上げ過ぎて後半に疲れてペースが落ちた。3位決定では前半にペースをうまく抑えながら走れたが、終盤に足に疲れがたまり、力が及ばなかった」と僅差で敗れたことを悔しがった。

3キロ個人追い抜きで4位に輝いた首里東の畑祐太郎(提供)

 台風の影響で現地入りが1日以上も遅れ、移動も予定通りにいかないなど体への負担があった。「初日のロードは全く力が出せなかったが、個人追い抜きでは体調も戻っていたので万全の状態で臨めた」とうまく調整して結果を残した。

 3月の全国選抜、5月の全日本選手権ジュニアはいずれも5位だった。渋谷久路(ひさみち)コーチの指導でめきめきと力をつけてきた。「順位を一つでも上げることができたのはうれしい」と前向きに受け止める。次は本選出場が決まっている国体に向け、動き出す。「今日足りなかった後半の粘りを実現するために下半身の強化に取り組みたい」とさらなる飛躍を目指す。
 (大城三太)


(函館競輪場)
▽男子1000メートルタイムトライアル (27)仲真良河(北中城) 1分10秒967
▽同3000メートル個人追い抜き3位決定戦 (4)畑祐太郎(首里東) 3分32秒493