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沖縄担当相「農業被害が大きい印象」 台風6号、被害状況を視察 知事と連携確認も


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台風6号の被災状況について「農業被害が大きいという印象を受けた」と話す岡田直樹沖縄担当相=10日、那覇空港

 岡田直樹沖縄担当相は10日、那覇市内の視察や沖縄都市モノレール開業20周年記念式典に出席した後、那覇空港で報道陣の取材に応じた。台風6号の被害については「農業被害が大きいという印象を受けた」との見方を示した。

 台風6号の被災地として、9日に名護市呉我の国道505号を視察したが、他市町村の被災地視察や被害の概要を把握する県との面会がなかったことを問われた。岡田氏は「今帰仁村でスイカ農家の方から被害状況を聞くなど、農業被害が大きいという印象を受けた。本島北部や那覇市の沿道を見て、それぞれの市町村長からも随時状況を聞いた。式典までの時間を活用して、玉城知事とも災害の状況や復旧について『ともに連携しよう』と話した」と答えた。

 昨年8月10日に就任してからちょうど1年が経過し「沖縄振興の現場を訪ね、貴重な生の地元の声を聞く機会を多くもらった。昨年末の2023年度沖縄振興予算の編成には地元の声を極力反映した。今月末の24年度の概算要求に向けても引き続きしっかり取り組んで行きたい」と話した。
 (沖田有吾)