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7~9月の沖縄入域客、前年比29%増の225万人の見通し OCVB予測


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観光客らでにぎわう那覇市の国際通り=7月24日

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は10日、7~9月の入域客の見通しが前年同期比29.1%増の225万1千人だったと発表した。

 国内入域は、FIBAバスケットボールワールドカップの開催などから、好調に推移する見込みだが、8月は台風6号の影響で大規模な欠航が発生したため、国内・海外を合わせて、当初見込みより約8.4万人減少すると予想される。

 7月の国内空路客は、19年と同水準の66万人を見込む。海路は横浜から2回の入港で、6千人となる見通し。海外客は、空路の7万5千人と海路の3万4千人を合わせ10万9千人を見込む。

 8月は夏休み需要などが見込まれるが、台風6号の影響が大きく、当初見込みより約8万4千人減の68万人を見込む。海外空路客はジンエアーの仁川線の増便や、バティックエアーマレーシアのクアラルンプール線が新規就航することに台風の影響を加味し、6万5千人とする。海路は2万人。

 9月の国内空路客はコロナ前とほぼ同水準の60万人。神戸や横浜からの2回のクルーズ入域もあり、海路客は2千人となる。海外空路客は、19年同月比42.1%減の7万人を見込む。海路は台湾や中国から12回の寄港が予定されており、3万8千人となる見通し。
 (與那覇智早)