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給食センターのお仕事を体験 大宜味の親子20人 ちんすこう作りや食器洗い 児童「こんなに働いてすごい」


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食器洗い体験をする子どもたち=7月25日、大宜味村立学校給食センター

 【大宜味】大宜味村教育委員会は7月25日、村内の小学生を対象に「給食センターお仕事体験&ちんすこう作り」を村立学校給食センターで行った。学校栄養士の上野聖子さんと職員が講師を務め、親子ら20人が参加した。

 初めに大宜味村産のカラキ入りちんすこう作りを行い、オーブンで焼き上げる時間に仕事を体験した。食洗器を使った食器洗いや、食材に見立てたカラーボールの入った大きな鍋から、あみじゃくしを両手で持ちすくい上げる作業など、楽しそうに取り組んでいた。最後に絵日記を書いて終了した。

 大宜味小5年生の新城七翔さんは「お皿洗いを体験して、毎日朝早くから時間をかけて料理を作り学校へ運び、食器を洗っている給食センターの方の頑張りが分かった」と感想を述べた。4年生の平良颯さんは「こんなに忙しく働いている給食センターの人はすごいと思った。ちんすこう作りも上手にできた」と笑顔を見せた。

 保護者の神里千夏さん(42)は「初めて給食センターに入った。職員の皆さんが親切に教えてくださり、子どもも大人も興味を持つことができた」と話した。

 栄養士の上野さんは「給食センターでは皆さんが大きくなることを祈って、毎日心を込めて料理を作っているので、ぜひ大事に食べてほしいと思う。家でも手伝いを頑張り、ちんすこう作りも今日参加していないお友達に教えてください」と呼びかけた。

(安里郁江通信員)

 

出来上がったちんすこうを前に記念撮影する子どもたち=7月25日、大宜味村立学校給食センター