【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、土砂陸揚げに使用される「K9護岸」の先端付近の一部が崩れていることが11日、確認された。
崩れた部分は護岸の北側で数メートルほどとみられる。護岸に使われている砕石と、上に敷かれている鉄板が落下していた。
定期的に護岸の状況を確認している芥川賞作家の目取真俊さんによると、台風の直前までは異常がなく、9日に崩落を確認した。目取真さんは護岸を保護する対策が不十分だと指摘し「ここまで大きく崩れたのは記憶にない。防衛局の管理不行き届きではないか」と話した。 (武井悠)