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アート×デジタル=「未来の遊園地」 沖縄DFSに常設展示、今冬オープン 体験型で観光客取り込みへ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
開幕と同時に多くの子どもたちで賑わった未来の遊園地「チームラボアイランド」=2017年7月、那覇市の県立博物館・美術館

 免税店運営の沖縄ディーエフエス(DFS)は11日、那覇市おもろまちの「Tギャラリア沖縄byDFS」3階に、先端技術を駆使し世界的に活躍するアート集団チームラボが手掛ける展示「チームラボ学ぶ!未来の遊園地沖縄」を、今冬に開設すると発表した。沖縄での常設展示は初めて。体験型の催しを提供することで、さらなる観光需要の取り込みにつなげる。

 入場料は検討中。紙に描いた絵をデジタル化して壁に映し出して泳ぐ姿を楽しむアトラクションなど八つのエリアを用意する。

 チームラボは2001年から活動を開始。アートやサイエンス、テクノロジー、自然界の交差点を模索した事業に取り組んでいる。これまでニューヨークやロンドン、北京、メルボルンなど世界各地でアート展を開催してきた。チームラボが企画する展示施設「未来の遊園地」は県内でも過去に開かれている。

 世界に活動を広げるチームラボの取り組みに共感した同社は旅行者が沖縄を訪れる際に必ず訪れてほしい施設につなげようと、提携を結び常設展示にこぎ着けた。年間30万人の来館を見込む。

開催したビューティーナイトで「チームラボ学ぶ!未来の遊園地沖縄」の常設展示を発表したタッド・アクトマンゼネラルマネジャー(左から3人目)ら=11日、那覇市おもろまちの「TギャラリアbyDFS」

 この日開いたパーティー「ビューティーナイト」で、沖縄DFSゼネラルマネジャーのタッド・アクトマン氏は「子どもから大人まで幅広い年齢層のお客さまに楽しみいただけると思う。観光客だけでなく県民も楽しめる場所にしたい」と話した。

 (謝花史哲)