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陸自オスプレイ、飛行再開 防衛省「安全性に問題ない」と判断 米側の再発防止策を確認


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陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ

 防衛省は14日、陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが同日から飛行を再開したと明らかにした。米海兵隊が7月、米国で昨年発生したMV22オスプレイ墜落事故の調査報告書を出したのを踏まえ、内容確認や機体点検などのため、飛行を見合わせていた。

 同省によると、報告書を確認した結果、米側が示した再発防止策が陸自の機体に適用されており、安全性に問題はないと判断。防止策として挙げられた部品交換も、陸自では現段階で必要がなかった。関係自治体に14日以降の飛行再開の方針を伝えていた。

 陸自はV22オスプレイを17機導入する予定で、現在は14機を保有している。千葉県の木更津駐屯地に暫定配備中で、2025年7月が期限。最終的に佐賀空港へ移す方針で、今年6月から駐屯地の造成工事が始まった。
(共同通信)