第105回全国高校野球選手権記念大会第10日は16日、第1試合(午前8時開始予定)で、県代表の沖縄尚学が創成館(長崎)と3回戦を戦う。沖尚が勝てば夏の甲子園では2014年の第96回大会以来、9年ぶり2度目の8強入りとなる。
選手らは15日、台風7号接近の影響で屋外に出ることができず、宿泊施設内で柔軟体操や体幹トレーニング、素振りなどをして試合に備えた。
主将の佐野春斗は「少ない好機を全員で生かして1点でも多く取れれば、自分たちの勝ちにつながる。そういった野球をしていきたい」と意欲を高めた。
(砂川博範)
(過去の戦績)沖縄県勢の長崎代表との甲子園対戦は…
甲子園における沖縄県勢と長崎県勢との対戦は春夏を通じてこれまで1回しかなく、1968年の第50回大会で興南が海星と戦い、4―0で勝った試合のみ。今回、沖縄尚学と創成館の対決は55年ぶりに甲子園の地で沖縄県勢と長崎県勢による戦いとなる。
琉球新報のデータベースによると、沖尚と創成館は2012年秋季九州大会準決勝、14年春季九州大会決勝、17年秋季九州大会準々決勝で戦っており、この3試合では沖尚が2勝1敗で勝ち越している。