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沖縄北IC付近-海中道路の「中部東道路」 早期実現の期成会顧問に桑江沖縄市長


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桑江朝千夫沖縄市長

 【うるま・沖縄】沖縄自動車道沖縄北インターチェンジ付近からうるま市与那城の海中道路までを結ぶ、高規格道路「中部東道路」の早期実現を後押しするうるま市期成会の新垣壮大会長や顧問の中村正人うるま市長らが15日、沖縄市役所を訪れ、桑江朝千夫沖縄市長に顧問の就任を依頼した。新垣会長によると、桑江市長は「喜んで引き受ける。沖縄市にとっても必要な道路だ」と答えたという。

 中部東道路は昨年3月に国が改定した「沖縄ブロック広域道路交通計画」の構想路線に盛り込まれた、6路線のうちの一つ。平安座島からの燃料輸送ルートや中城湾港の物流道路の強化につながるほか、島しょ地域の救急搬送時間の短縮や観光振興の活性化などが見込まれる。

 期成会は瑞慶山良一郎沖縄市議会議長に相談役、沖縄市建設関連団体協力会の内間安盛会長に役員の就任を依頼した。両氏とも快諾の返事だったという。

 今後は、両市長らと国などに事業化を求める要請などを進める方針。そのほか、気運醸成のためにパネル展の実施や他の沖縄市の外郭団体にも役員就任を依頼する予定。
 (古川峻)