琉球新報社 
【石垣】米海軍掃海艦が9月6～8日に石垣市の石垣港に入港を予定している件で、乗組員は約60人規模であることが16日、市への取材で分かった。掃海艦は一時、「チーフ」との情報もあったが、市港湾課によると、今回寄港するのは佐世保基地所属の「パイオニア」だという。市は日米地位協定の取り決めで入港の許可・不許可を判断することはできないとして、同期間にクルーズ船の寄港がないことを踏まえ、16日付で入港を了承した。
市港湾課の担当者によると、港湾課は15日午後に石垣海上保安部から米側の港使用の通告を受けた。パイオニアは休養や物資補給などを目的に9月6日午前9時に入港し、8日午後3時に出港する予定という。
掃海艦を巡っては「チーフ」が6月に石垣港への寄港を計画していたが、台風の影響で中止となっていた。
共産党八重山郡委員会は16日、市役所で市に寄港を認めないよう求める申し入れ書を市担当者に手渡した。
（照屋大哲）
