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那覇-北京線が来月17日再開、中国滞在ビザも沖縄県内での取得が可能に 旅行会社の申請なら領事館面接を免除


この記事を書いた人 琉球新報社

 中国国際航空が9月17日から、3年7カ月ぶりに那覇―北京線を再開する。週2日、1往復ずつ運航。同路線は2020年2月まで運航していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休止していた。また、中国福岡総領事館によると、コロナ禍後に1日の滞在でも取得が義務付けられていたビザ(査証)について、沖縄在住者の取得手続きが11日から簡素化され、旅行会社を通じてビザを申請する場合は福岡の総領事館に出向く必要がなくなった。

 いずれも玉城デニー知事が7月に日本国際貿易促進協会の訪中代表団の一員として訪中した際に、中国の李強首相に要請していた。ビザ取得手続きの簡素化に加え、中国政府が団体旅行を10日に解禁したこともあり、沖縄と中国本土を結ぶ直行便の運行再開で両地域間の人流が活発化しそうだ。

 那覇―北京線は158席で飛行時間は約3時間半。北京を午後12時半(現地時間)に出発し午後5時に那覇に着く。その後那覇を同6時に出て、北京に同8時45分(現地時間)に着く。那覇と中国本土を結ぶ路線の再開は中国東方航空の那覇―上海に続き2路線目。

 コロナ前は日本沖縄華僑華人総会が滞在が15日を超える場合に必要だったビザの発行手続きを代行していた。コロナを受け、福岡総領事館での面接後の発行と変更されていた。
 (與那覇智早、沖田有吾)