野鳥の渡りのシーズンが到来し、県内各地の水辺がにぎわっている。豊見城市与根の通称「三角池」では23日、環境省レッドデータブックの絶滅危惧種に指定されているクロツラヘラサギ6羽の姿が見られた。
ヘラサギ2羽と共に、ヘラ状のくちばしを水面に入れて左右に動かしながら餌を探していた。毎年飛来する「J15」の標識を付けた個体も確認された。食事の後は岸辺で“昼寝”していた。
沖縄野鳥の会の山城正邦会長(53)によると15日にはクロツラヘラサギ6羽、ヘラサギ1羽がいたという。
沖縄市の泡瀬干潟でもクロツラヘラサギとみられる渡り鳥が何羽か確認された。
山城会長は「これからまだ渡ってくるはずだ」と話した。