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Anly、涼しげに夏のドライブソング「58 to 246」配信リリース 二つの国道をイメージ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「58 to 246」を配信リリースした伊江島出身のシンガー・ソングライター、Anly(エヌ・キューブ・エンタテインメント提供)

 沖縄県伊江島出身のシンガー・ソングライターAnlyが配信シングル「58 to 246(フィフティーエイトトゥートゥーフォーシックス)」をこのほどリリースした。タイトルは国道58号と、東京と静岡県沼津市を東西に結ぶ国道246号をイメージした。夏のドライブにぴったりの楽曲だ。涼しげな雰囲気で心地良い歌声を響かせる。

 音楽を車の中で聴くことが好きだと話す。Anlyは「沖縄から出てきて、246号線はよく通る道で、ここまで来て、出会ってきた人や見てきた景色を、『こんな景色があったよ』と話をしてるような楽曲だ」と語る。

 Anlyはループペダルを使いこなす圧倒的なライブパフォーマンスでも魅了している。「毎回ドキドキもするし、うまくいった時の達成感もあれば、間違った時の人間味もある。それも含めてエンターテインメントができている気がする」と活動を振り返る。

 7月に静岡県で3日間にわたって開催された「ap bank fes(エーピーバンクフェス)」に出演した。小林武史、桜井和寿を中心に結成されたハウスバンドとゲストミュージシャンが競演するライブステージなどがあり、Anlyは初日に登場。約3万人の観客を前に、ループペダル演奏で3曲を披露した。

配信シングル「58 to 246」のジャケット

 Anlyは「その場でトラックを作り、それから歌うという行為が、今そこで音楽が出来上がっているという感覚としてお客さんに感じ取ってもらえた。アプローチの仕方を認めてもらえたような気がしてうれしかったし、自分自身も認められたかなと思う。先輩方が褒めてくれた。伊江島から出てきてここまで来られたのも感慨深かった」と穏やかに話した。

 全国ツアー初日の沖縄公演が10月15日午後5時から、那覇市の桜坂セントラルで開かれる。Anlyは「今年もツアーがあるので、どんどん成長できる」と意気込んだ。

(田中芳)