「あまりにひどい」「子どもがおびえている」普天間飛行場にFA18C、Dホーネット飛来 市に苦情23件 騒音114デシベル


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米軍普天間飛行場に飛来したFA18Dホーネット=18日、宜野湾市の米軍普天間飛行場

 【宜野湾】米軍普天間飛行場に17日午後5時頃、岩国基地所属のFA18C、Dホーネット4機が飛来した。17、18の両日、離着陸を伴う訓練を繰り返した。沖縄県宜野湾市によると17日午後7時18分、上大謝名の騒音測定局で114・9デシベルを記録。市は18日、戦闘機を含む外来機の飛来を止めるよう沖縄防衛局を通して米軍に申し入れた。

 宜野湾市の担当者は「あまりにもひどい状況だ。夜間も市街地を飛び回り、市民から不安の声が寄せられている」と述べた。市によると18日までに同市が運営する基地被害110番に「子どもがおびえている」など23件の苦情が寄せられた。

 琉球大学工学部の渡嘉敷健准教授の測定によると、沖縄市泡瀬でも17日午後8時52分頃に88・5デシベルの騒音を記録した。渡嘉敷准教授は泡瀬で北から南方面に飛行するFA18を2機目撃したという。

(名嘉一心)