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女子板飛び込み 津覇(首里)が決勝進出 台風影響の想定外にも「普段通り」 北海道総体


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
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 【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第27日は18日、各地で競技が行われた。日環アリーナ栃木屋内水泳場で行われた女子飛び板飛び込み予選で津覇すみれ(首里2年)が177・80点で7位に入り、19日の決勝に進出した。


 全国総体初出場の津覇すみれ(首里2年)が予選で7位に入り、19日に行われる決勝への進出を決めた。「決勝に残れるか不安だったので安心している」とほっとした様子だった。

 会場の板が、沖縄で使っているものよりも柔らかくて苦戦したが、練習を重ねれば重ねるほど、良くなっていった。予選では1~3本目に宙返り系の技を成功させた。最後の4本目はひねり技を入れたが、「(体を)止める動作ができていなかった」と減点されてしまった。

 台風の影響で現地入りの日程が変更になった。さらに普段、練習しているプールが使えなくなり、約2週間前に沖縄を離れて佐賀や静岡、栃木で練習してきた。このことで「ほかの県の選手などにいい刺激をもらえていた」と言う。

 本番を迎え、幼少期から指導する中野徳広コーチは「普段通りに飛べていたのが良かった」と、想定外の環境の中でも、いつも通りの試技ができたことを褒めた。

 津覇自身の武器である板を踏み込み、高さを出せたことに手応えを感じた。一方で、入水の角度ではまだ課題があるという。決勝での目標とする順位は特に決めていない。「きょうの試合と同じぐらいの気持ちで挑みたい」と自然体で挑む。

(屋嘉部長将)