米兵「金かけず、大会で勝ちたかった」 ボウリング球窃盗の被告に裁判官「正しい方法で技術磨いて」語りかけ


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那覇地方裁判所(資料写真)

 沖縄県北谷町内ボウリング場のロッカールームから、ボウリング球計4個(時価約7万7千円相当)を盗んだとして、窃盗罪に問われた米軍キャンプ瑞慶覧(フォスター)内の海軍病院で働く上等兵(33)に、那覇地裁(安原和臣裁判官)は17日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 被告は被告人質問で「ボウリング技術を高めたい、大会で勝ちたい、お金をかけ過ぎずに球を手に入れるため盗んだ」と語った。安原裁判官は判決理由を述べた後、「絶対に同じことを繰り返さず、正しい方法で技術を磨いてください」と語りかけた。


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