有料

音楽通し平和考える 東京の沖縄料理店でミュージシャンらライブ 終戦の8月15日


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
平和を考えるライブ「PEACE」で熱唱する出演者たち=15日夜、東京都江戸川区南小岩の沖縄料理居酒や「こだま」

 【東京】終戦の日の15日夜、東京都江戸川区南小岩の沖縄料理居酒や「こだま」で音楽を通して平和を考えるライブ「PEACE」が開かれた。元THE BOOMのべ―シスト、山川浩正さん、「ニュー沖縄ポップ」シンガーの伊舎堂百花さんらが出演し、「音楽を楽しめる平和な今を続けていこう」との思いを約70人の観客と共有した。

 山川さんはTHE BOOMのヒット曲「風になりたい」「中央線」などを披露し会場を盛り上げた。伊舎堂さんはオリジナルアルバム「琉球ノスタルジア」から「龍の背」などを歌い、ふるさと沖縄への郷愁を漂わせる舞台をつくった。

 また、ラジオパーソナリティーやイベント司会などで沖縄の魅力を首都圏で発信している宮里英克さんも歌三線を披露。「平和であることに感謝し、三線が弾ける喜びを分かち合いたい」と観客に呼びかけた。

 ライブを主催した株式会社こだまのクリエイティブディレクター、榎本好伸さんは「今この時にも戦争をしている国がある。戦争は過去の遠い話ではなく、いまだに私たちの近くにある。より多くの世代に、音楽を通じて戦争や平和に関心を持ってもらいたいとの思いがあり開催した」と話した。

(謝花稔)