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熱闘 バスケW杯OKINAWA 出場チーム紹介(6) 超新星の活躍が鍵 ジョージア


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NBAでも活躍するセンター、サンドロ・マムケラシュビリの活躍がジョージア躍進の鍵となる(FIBA提供)

 今回大会前に沖縄市で合宿を行うチームが2チームある。オーストラリアと、激戦区ヨーロッパ予選を勝ち上がってきたジョージアだ。ジョージアは、今回がFIBAバスケットボールW杯の本戦初出場で、勢いもそのままに沖縄に乗り込んでくる。

 ジョージアは、2012年のドラフトでNBA入りした経歴を持つエースのトルニケ・シェンゲーリアを中心に攻撃を組み立てる。インサイドは現在NBAのサンアントニオ・スパーズ所属の24歳のセンター、サンドロ・マムケラシュビリのほか、オーランド・マジック所属のゴガ・ビターゼら若くて層の厚いインサイド陣がゴール下を制圧するチームだ。アウトサイドとインサイドでそれぞれ核となる選手がチームを引っ張る、バランスの良いチームだ。

 グループFは、ジョージアとカボべルデの2チームが今大会初出場で、他グループと比べて4チームの実力差がほとんどない。ジョージアは激戦区の欧州予選を勝ち上がってきた実力があり、決勝ラウンドに勝ち進む有力候補と言ってもいいのではないか。

 ジョージアの大黒柱、マムケラシュビリは、鋭いドリブルからリングにたたき込むダンクや、サウスポーから放たれる高打点のスリーポイントが持ち味の選手だ。今大会が、ジョージアにとっても初めてのW杯だが、NBAの経験を糧にチームを決勝ラウンドに押し上げられるか―。超新星のマムケラシュビリの活躍に懸かっている。

(沖縄バスケット情報誌「アウトナンバー」ライター・星川圭央二)