きょうにも少年ら逮捕 那覇の路上で強盗傷害疑い 沖縄県警


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強盗傷害事件が発生した現場路地=8月撮影、那覇市壺屋

 那覇市内の路上で発生した強盗傷害事件で、県警は21日にも少年ら複数人を強盗傷害の疑いで逮捕する方針を固めたことが20日、関係者への取材で分かった。県警はこれまで現場周辺の防犯カメラ映像を解析し、逃走に使われたバイクなどの特定を急いできた。市内では今年に入って連続して強盗事件が発生していて、いずれも殴るなどの暴行を加え抵抗できない状態の相手から金品などを奪うノックアウト強盗と呼ばれるもの。関係者によると、防犯カメラの映像や目撃情報などの精査を進め、少年らの特定に至ったという。

 事件は6月、連夜で発生した。18日午前5時10分ごろ、那覇市壺屋の路上で帰宅途中の飲食店従業員の30代男性=同市=が襲われた。立て続けに暴行を受け、スマートフォンなどを奪われた。男性は全治約4週間の左眼窩骨折などのけがを負った。翌日午前3時20分ごろには同市若狭の路上で、一人で歩いていた50代男性が暴行され、打撲などのけがを負った。少年らはこれらの強盗事件への関与を疑われている。

 強盗事件を巡っては、今月11日、同市久米の路上で豊見城市の60代男性が複数人に暴行を受け、現金などを奪われる強盗傷害事件が発生した。目撃情報などによれば少年風の男らが現場から逃走していて、那覇署は関連も視野に捜査している。