子どもたちが審査員やスタッフとして運営に関わる「第2回こども国際映画祭in沖縄(KIFFO)2015」(同実行委員会主催)が23日、那覇市の県立博物館・美術館で最終日を迎えた。
子ども審査員の審査結果で、不法移民の転校生との友情などをユーモアを交えて描いた「赤い船のローラ」(トーマス・ハイネマン監督)がグランプリとなった。
戦後70年のことしは戦争という過ちを繰り返さないよう「考える」ことに重きを置いた。「映画は考える冒険だ!」をテーマに3カ国3作品を上映した。
グランプリの理由について審査委員長の伊佐勇人君(12)は「いろいろな年代の人が笑っていた作品。最後のパーティーや友情の場面も良かった」と話した。「みんなをまとめるのは大変だったけど、今までやったことがない経験で楽しかった」と振り返った。