与那原町の民家で親族女性の腹部を包丁で複数回突き刺し殺害しようとしたとして、同町の無職の男(50)が逮捕された殺人未遂事件で、与那原署は20日、容疑者がまいたガソリンの火でやけどの重傷を負い入院中だった自営業の男性(58)=那覇市=が亡くなったと発表した。
男性は親族女性の夫。事件時は女性と共に民家を訪れていた。多機能不全のため、19日午前9時58分、死亡が確認された。県警は殺人容疑も視野に捜査を進める方針。
容疑者は7月6日午後1時半ごろ、与那原町の民家で女性を包丁で刺し殺害しようとした疑いが持たれている。関係者によると、同容疑者は事前にガソリンなどを準備していた可能性があり、一方的に鬱憤(うっぷん)を募らせ犯行に及んだとみられている。