有料

自民、離島農業に特化した初の議連発足 食料安全保障の強化へ議論を本格化


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】自民党は、沖縄などの離島県や、離島を抱える自治体の農業振興を推進するための議員連盟を発足させる。23日にも初会合を開く方向で最終調整している。関係者への取材で分かった。骨太方針で、食糧自給率の向上につながる国内調達の強化などが明記されたことを踏まえ、離島農業の振興に向けた具体的な取り組みを話し合う。

 関係者によると、離島農業に特化した議連発足は初めて。

 ウクライナ危機が重なって燃料・生産資材の価格高騰が長期化し、特に離島で深刻化していることも踏まえ、党内で食料安全保障の強化に向けた議論を本格化させる。

 23日にも衆院議員会館で初会合を開き、会長には森山裕選挙対策委員長が就任する予定。県関係は西銘恒三郎衆院議員、国場幸之助衆院議員(国防部会長)も参加する。

 初会合には、JAおきなわから代表者が参加し「離島農業の現状と課題」を説明する。
 (安里洋輔)