歩いて旅をする人の道標に 沖縄本島最北端の辺戸岬に設置 日本ロングトレイル協会 山道でつなぐ日本縦断1万キロ


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道標を前に記念撮影する日本トレイル協会の節田重節会長(右から3人目)と知花靖国頭村長(同2人目)ら=10日、国頭村の辺戸岬

 【国頭】長野県のNPO法人日本ロングトレイル協会は、北海道から沖縄まで山旅の道でつなぐ「JAPAN TRAIL」構想の南の起終点道標を国頭村の辺戸岬に設置し、10日に除幕式を開いた。

 同構想は、数年かけて総延長約1万キロのコースをつなぐ予定。県内では辺戸岬から名護市の屋我地島を経由して本部港に至る約75キロが設定されている。

 日本ロングトレイル協会の節田重節会長は「歩くのは旅の基本で、いろいろと見えてくるものや人との触れ合いがある。歩いて旅する文化のシンボルとして辺戸岬が注目されるとありがたい」と話した。参加した国頭村の知花靖村長は「歴史ある場所にモニュメントができるのは非常にうれしく思う」と期待した。
 (武井悠)