従業員の両手両足を縛り、殴る 監禁と暴行の疑いで店舗関係者2人逮捕 那覇署


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 那覇署は21日までに、那覇市松山の飲食店内で金銭トラブルがあった30代男性従業員の両手両足を結束バンドで縛り動けなくした上で、顔面や頭部を殴打するなどの暴行を加えてけがを負わせたとして、逮捕・監禁と傷害容疑で同店舗経営者の男(46)と店舗責任者の男(35)を逮捕した。同署は捜査に支障があるとして両容疑者の認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は7月21日午後8時50分ごろから22日午前1時25分ごろまでの間に、那覇市内の店舗で30代男性の両手両足を結束バンドで束縛するなどして不法に逮捕監禁し、男性に暴行を加えて全治6週間の安静・加療が必要とみられる頭部挫創などのけがを負わせた疑い。

 経営者の容疑者は7月26日、店舗責任者の容疑者は8月21日に逮捕された。経営者の容疑者は8月16日に那覇地検に処分保留で釈放された。一方で経営者の容疑者は、30代従業員と同じ時間帯に、別の男性従業員=20代=の両手両足を結束バンドで縛り、その際に全治約1週間のけがを負わせたとして、逮捕・監禁致傷容疑で同日に再逮捕された。

 那覇署によると、30代男性が隙を見て逃げ出し、付近の一般人に助けを求めたことで発覚した。

 同署は共謀者がいる可能性も視野に捜査を進めている。