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沖縄ツーリスト、SDGsアワードで3部門入賞 他団体との連携、地域密着が評価 JATA主催


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受賞を報告するOTSの栩野浩執行役員(右)、今田剛至執行役員(左)、宮里裕子チーフ=21日、琉球新報社

 日本旅行業協会(JATA)が主催する第1回「JATA SDGsアワード」の表彰状授与式がこのほど、東京都の全日通霞が関ビルで催され、沖縄ツーリスト(OTS、那覇市、東良和会長)が3部門で入賞した。SDGsアワードは会員会社が実施しているSDGs達成に向けた取り組みの周知・共有を目的に、今年初めて開催された。

 OTSが2015年に立ち上げたチームけらまによる「慶良間諸島全島一斉ビーチクリーン活動」が地球環境部門で特別賞を受賞した。そのほか、県ユネスコ協会と共同で取り組む「SDGsパスポート運動」が共創部門で、おきでんの「かりーるーふ」を活用した太陽光発電の導入と脱炭素観光サービスの構築が経済・産業部門でそれぞれ奨励賞に選ばれた。いずれも自治体や他事業所との連携による地域に密着した取り組みが評価された。

 同社の栩野浩執行役員は「地方の中小企業が3部門で受賞したことは大きなインパクトになったはずだ。地元密着の強みを生かして幅広い活動に励みたい」と抱負を述べた。
 (普天間伊織)