台風9号、沖縄の南でほぼ停滞 複雑な進路、沖縄地方に近づく恐れも 10号も発生


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
台風9号の予想経路図(25日午前9時現在、気象庁ホームページより)

 気象庁によると、沖縄の南にある台風9号は25日午前9時現在、フィリピンの東の海上でほとんど停滞している。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。

 今後、台風9号は南南西や南南東へ複雑に進路を変えながらゆっくりと北上し、沖縄地方に近づく恐れがある。24時間後の26日午前9時には「強い」勢力へ発達し、中心気圧985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルになる見込み。

台風9号(気象衛星ひまわり画像。気象庁HPより)

 さらに27日午前9時には「非常に強い」台風に発達する見通し。

 また、気象庁は25日午前3時の観測で、南鳥島近海にあった熱帯低気圧が台風10号に変わったと発表した。29日にかけ日本の東を北上する見通し。