東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が始まったことを受け、県内の環境保護団体や平和団体は24日、那覇市の県民広場で緊急抗議集会を開いた。市民約40人が参加し、処理水の放出に怒りの声を上げた。
集会であいさつに立った読谷村議の城間真弓さんは「海はつながっていて、誰一人無関係ではいられない。これからを生きる子どもたちのために、私たちは選択を迫られている」と、時折声を詰まらせながら、悲痛な思いを訴えた。
集会を開いたのは、沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会、ジュゴン保護キャンペーンセンター、ヘリ基地反対協議会、NPO法人奥間川流域保護基金、有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会、泡瀬干潟を守る連絡会、嘉手納ピースアクションの8団体。
(玉寄光太)