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アスティーダ完勝 周・徐、ダブルスで勢いに乗る 彩たまに4-0 卓球Tリーグ


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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは26日、グランフロント大阪でT.T彩たまと対戦し、4―0で今季初の完全勝利し、連敗を2で止めた。第1マッチのダブルスは徐晨皓(ジョ・シンコウ)・周雨(シュウ・ユウ)が2―0のストレートで勝利すると、第2マッチのシングルスは吉村真晴も3―0のストレート勝ち。第3マッチのシングルスの張本智和は3―2で接戦を制した。続く第4マッチには徐が出場し、3―2で勝利した。アスティーダは次戦、29日午後7時から東京都の代々木第二体育館で岡山リベッツと対戦する。


第1マッチのダブルスで勝利した琉球アスティーダの徐晨皓(右)と周雨(琉球アスティーダ提供)

 開幕戦以来のダブルスで勝利し、波に乗った琉球アスティーダが4―0で、今季初の完全勝利で連敗を止めた。

 ダブルスは周雨(シュウ・ユウ)と今季初出場の徐晨皓(ジョ・シンコウ)で挑んだ。台上のプレーがうまい徐と周に対し、T.T彩たまは2人を動かしながら、有利な場面をつくろうとした。しかし、徐と周はコースを先読みするように動き、打ち合いを制する。最後は周が相手が重なるようなコースを攻め、徐が相手が動けないコースにバックを決めて、2―0で第1マッチを制した。

 続く第2マッチのシングルスは吉村真晴が相手のミスを逃さず、連続得点を重ね3―0で勝利。第3マッチの張本智和は最終ゲームまでもつれ込んだが、フォアドライブが決まり、接戦を制した。最終第4マッチには徐が再び登場し、3―2で勝利した。

 これまでダブルスは1勝5敗と負け越していた。吉村は「ダブルスで流れをつくってくれ、その流れに乗り気持ちよく試合ができた」とダブルスの勝利の重要性を語る。一方、19日の試合を体調不良で欠場したエースの張本は、試合中に何度も首をかしげた。ミスショットもあったことから、本調子ではない可能性もある。エースの完全復帰に期待し、首位の木下マイスター東京を追いかけたい。

(屋嘉部長将)