【東京】環境省は28日、国立公園に宿泊施設を誘致して魅力を高めるモデル事業の対象にやんばる国立公園を追加選定した。県内で初めて。選定した狙いについて「世界自然遺産登録地域周辺における自然を活用した地域活性化」と説明した。自然を体験できる国立公園ならではの滞在型観光を目指して基本検討を行う。
やんばる国立公園が追加されたのは「国立公園における滞在体験の魅力向上のための先端モデル事業」。十和田八幡平国立公園(青森県・秋田県)、中部山岳(長野県・岐阜県)、大山隠岐(鳥取県・岡山県)に続いて4例目。環境省は対象4公園について基本検討を実施し、本年度中に実現可能性の高い1~2カ所を「利用拠点」に選出する。
(明真南斗)