「パトラン」で地域の安全、走ってチェック メンバーら西原町長へ要望と活動報告 沖縄


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パトランポーズをとる崎原盛秀西原町長(前列中央)とパトラン西原のメンバーら=7月24日、西原町役場

 【西原】防犯パトロールとランニングを兼ねたパトラン(パトロール・ランニング)で、県内2グループ目となるパトラン西原(佐藤礼子代表)のメンバーらがこのほど、崎原盛秀西原町長を訪問し、これまでの40回超の活動報告と今後に向けた町への要望などを伝えた。
 佐藤代表は「昨年11月から毎週木曜日の夜8時ごろから走りながら、街灯切れや道路の危険箇所のチェックなど、街中の防犯パトロールをしている。また、毎週土曜日は朝6時30分から星屑(ほしくず)収集と称したごみ拾いをやっている」と活動を説明。危険箇所や不法投棄などは「その場で町へメールできたらいいと思う」「分別したごみの回収やごみ袋の提供もお願いしたい」などと要望した。
 崎原町長は「皆さんの活動に感謝する。町の広聴係のメールがあるので活用して。ごみ回収等は調整してください」と同席した環境安全課へつないだ。
 海の日にはきらきらビーチで2人1組の4チームによるスポGOMI大会をして、約32キロの“星屑”を集めた。
 メンバーの伊集悟さん(54)が「スポGOMI大会やりましょう」と誘うと、玉那覇敦也生涯学習課課長が「ぜひ次年度やりましょう」と笑った。その他に、運玉森の踏みしめ登山を行い、登山道維持のボランティアもしている。
 現在のメンバーは9人。子どもたちも参加し、小学2年生もいる。会員は子どもから大人まで随時募集。パトウォークもあるので走れなくても可。