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沖縄の冬に100キロを走破へ 12月・ウルトラマラソン 「ラスト8キロ」新設部門とは


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
参加を呼びかける実行委員長の照屋勉与那原町長=10日、与那原町役場

 【南部】与那原町、南城市、八重瀬町、糸満市を冬に走破する「第6回沖縄100Kウルトラマラソン」(同実行委員会、琉球新報共催)が12月17日に、与那原町東浜の与那古浜公園を主な発着点に開催される。実行委員長の照屋勉町長に、大会の魅力などを聞いた。

 ―大会の魅力は。

 「午前5時の真っ暗な中でスタートし、徐々に周りが明るくなって、地平線から朝日が上がる様子が見える。海沿いを走るコースで、風を感じながら沖縄の自然を満喫してほしい」

 ―大会の特徴は。

 「ゴール会場の与那古浜公園では、島うた少女テンがランナーを迎え、民謡ステージショーが2回ある。与那原町の女性会が沖縄そばを振る舞い、喜ばれている。4市町ごとに設けた飛び賞の特別賞も人気で、各自治体の特産品が贈られる」

 ―50キロコースや22.5キロの「ニライカナイラン&ウォーク」のほか、最後の8キロをランナーと一緒に走って応援する「ラスト8キロサポーター」が新設された。

 「きつく粘りが必要なラスト8キロを走る家族や恋人、仲間を応援し、大変さを共有しながらぜひ一緒に走ってほしい。私も町民と一緒に8キロ走ってみようかな」

 ―ランナーへエールを。

 「100キロに挑むランナーは覚悟を持って走っている印象だ。自分の中にある悩みや不安を断ち切って、ゴールではふっ切れたような爽快な顔をしている。100キロを走りきった達成感は半端じゃないだろう。ぜひ多くの人が100キロに挑戦し、ゴールを目指して完走してほしい」

 参加申し込みは、公式サイト(https://www.okinawa100k.jp/entry/)で10月31日まで受け付ける。
 (聞き手・上江洲仁美)