与那原町の民家で7月、親族女性の腹部を包丁で複数回突き刺し殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で同町の無職の男(50)が逮捕された事件で、県警は31日にも同民家の玄関付近でガソリンをまいて火を付け、女性の夫で自営業の男性(58)=那覇市=に重傷のやけどを負わせて殺害したとして、殺人容疑で容疑者を再逮捕する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、容疑者は自宅に荷物を届けに訪れた男性に、ガソリンをかけて火を付けた後、現場付近に居合わせた親族女性を包丁で複数回刺したとみられる。女性は重傷を負ったが一命を取り留めたという。
同容疑者は事前にガソリンなどを準備していた可能性があり、一方的に鬱憤(うっぷん)を募らせ犯行に及んだとみられている。