有料

絵画コンクール、広報誌に活用… 軽便鉄道・与那原駅舎の活用策を提案 沖縄女子短大9人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
グループごとにスクリーンに学習結果の解決策を発表した=与那原町の沖縄女子短期大学

 【与那原】戦前、与那原からの客を乗せて那覇に運んだ軽便鉄道の与那原駅舎(2014年に復元)を活用して、地域活性化につなげようと沖縄女子短期大学総合ビジネス学科がプロジェクト演習を実施している。与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館運営委員でもある沖縄女子短大総合ビジネス学科の波平エリ子准教授が、沖縄の持続可能な観光のために考え、観光客に伝えたい地域の魅力を発見することを目標に掲げる。

 グループに分かれた学生9人が、駅舎展示資料館はじめ宜野湾市博物館などを視察した後、波平准教授と共に地域活性化の視点から意見をまとめた。

 発表された意見は(1)小中学生を対象に軽便鉄道の絵画(ポスターなど)コンクールを行う(2)町の図書館などに置かれている「広報よなばる」に駅舎のことを書き、地域の人にさらに知ってもらう(3)積極的に駅舎の広報を推進(4)駅舎の公式LINE(ライン)を追加した人に得点―など。

 同短大でこのほど行われた発表会には、軽便与那原駅舎展示資料館学芸員の喜納大作さんも招かれ、提案に耳を傾けていた。 (知花幸栄通信員)

喜納大作学芸員(右端)と記念写真に納まる学生、総合ビジネス学科の波平エリ子准教授(左端)ら