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サッカー沖縄SVの髙原直泰が現役引退へ 代表兼監督でチームの指揮は継続


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髙原直泰(2020年撮影)

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは31日、選手兼監督の髙原直泰が、2023シーズンで選手として現役を引退すると発表した。今後は代表取締役兼監督として引き続きチームの指揮を執る。

 髙原は1979年6月4日生まれの44歳。静岡県生まれ。180センチ、77キロでポジションはフォワード。98年にJ1ジュビロ磐田(現2部)に入団、ドイツのハンブルガーSVや日本代表などで活躍した。14年からJ3のSC相模原に所属した。

 退団後の15年に沖縄SVを設立。翌年から県リーグ3部に所属し、監督兼選手として第一線でチームを率いた。チームは九州リーグ連覇を果たすなど飛躍し、今季からJFLに昇格した。

 沖縄SV設立時の記者会見では「ここ(沖縄)に骨を埋めるつもりで(チーム設立という)プロジェクトに自分の全てを懸ける」と語るなど、地域に密着したチームづくりを進める決意を示していた。県内でコーヒー栽培に取り組むなど、選手のセカンドキャリア支援にも力を注ぐ。

 髙原は「ここまで多くの方々に支えられて選手を続けることができ、幸せな選手生活だった。選手としての残りの時間を全力で楽しむ。チームは現在苦しんでいる状況だが、監督、選手として精いっぱい戦っていく。今シーズンを終える頃に改めて詳しく話す機会をつくりたい。引き続き皆さまのサポートをよろしくお願いします」とコメントした。

(名波一樹)