沖縄市の沖縄アリーナで開催中のFIBAバスケットボールワールドカップ2023は31日、順位決定リーグO組の2試合があり、日本(世界ランク36位)はベネズエラ(同17位)に86―77で勝利した。第4クオーター(Q)で最大15点のリードを許してからの大逆転勝利だった。日本はO組の暫定首位につけ、パリ五輪の出場権が獲得できるアジア最上位に向けて大きく前進した。
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同じく順位決定リーグに臨むアジア勢の中国、レバノンも勝利し、アジア代表枠の五輪出場チーム決定は2日の最終戦までもつれることになった。日本は2日午後8時10分開始のカボベルデ戦で勝利した場合、パリ五輪出場を確実にする。
日本は前半戦からベネズエラのスリーポイントなどでリードを奪われた。堅守や速攻で何度も流れをつかみかけたが、なかなか逆転できなかった。それでも第4Qに比江島慎が躍動し、残り時間1分55秒で試合をひっくり返して白星を手にした。日本は順位決定リーグでフィンランド、ベネズエラ、カボベルデと同組。1次リーグで対戦したフィンランドを除く2チームと対戦する。
(池田哲平)