リゾートウエディングに新商品 華麗な琉球王朝演出


この記事を書いた人 金城 美智子
関係者らへ披露された琉球王朝結婚式「玉座婚」模擬式=25日午前10時半すぎ、名護市の万国津梁館

 【名護】年間1万2千件を超え好調の沖縄のリゾートウエディングで、新商品琉球王朝結婚式「玉座婚」が開発され25日、名護市の万国津梁館で模擬挙式として紹介された。華やかな演出を特徴とした高付加価値化を目指す。リュウキュウマツで作られた玉座をはじめ、手水合わせ用の琉球ガラス、芳名録には紅型をあしらうなど沖縄の伝統がちりばめられた。琉装に身を包んだ新郎新婦を三線の音色に合わせた「四つ竹」で祝福した。

 模擬挙式に参加した関係者らは「チャペルやビーチなどの印象が強かった県内のリゾ婚に新しい風を吹き込みたい。地域資源を活用した高付加価値の商品開発となった」と意気込みを示した。沖縄リゾートウエディング協会(小川義昭協会長)も「県内のリゾ婚の新しい価値を創出する商品として、定番化したい」と期待した。
 「玉座婚」はソフトウエア開発のサンネット(浦添市)を中心に琉球リアン(宜野湾市)、浦添印刷(浦添市)、スイートプロ(那覇市)の4社がコンソーシアムを立ち上げ、国の「ふるさと名物応援事業」として取り組んでいる。沖縄リゾートウエディング協会が協力し、商品販売の窓口となる。【琉球新報電子版】
英文へ→Ryukyu dynasty-style added to list of Okinawa resort weddings