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8~10月の沖縄観光客、23.9%増の218万人の見通し OCVB予測 バスケW杯効果など


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バスケットボールワールドカップが開催されている沖縄アリーナ

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は31日、8~10月の入域観光客数が前年同期比23.9%増の218万9千人となる見通しを発表した。国内客はFIBAバスケットボールワールドカップ2023の開催などから旅行需要は堅調に推移するものの、台風の影響で8月は当初より大幅に減少する見込み。新型コロナウイルス拡大前の2019年と比較した海外客の運航便数は5割程度で、クルーズでの入域客は同3割弱の水準となる見通し。

 8月は台風6号や7号の影響から、当初予測していた85万人から約12万人減の72万7千人を見込む。国内空路客は19年同月比で13%減の64万人。海外客はジンエアーの仁川線の増便やバティックエアーマレーシアのクアラルンプール路線の就航などがあったが、台風の影響で空路は6万5千人、海路は2万人となる見通し。

 9月の国内客はコロナ前とほぼ同水準の60万人で、海路は2回の入港で2千人を見込む。海外客は、8日以降の吉祥航空の上海線のデイリー運航や、中国国際航空の北京線の週2便運航などから8万人と予想。海路は9回の入港で2万8千人を見込む。

 10月の国内客の見通しは19年同月比2.4%増の63万人。海路入域客は1万2千人と予測する。海外客は空路が8万人で、海路は3万人を見込む。
 (與那覇智早)