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満島ひかり・真之介の実家はバスケ一家 W杯開催地の沖縄市が地元 父は指導者 次男は元プロ、バスケスクール運営


この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻
沖縄市出身のバスケ一家、満島恵作さん(右)と次男の光太郎さん=沖縄市のコザ中体育館

FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)開催地、沖縄市出身の有名なバスケ家族がいる。1998年にコザ中を全国優勝に導いた監督の満島恵作さん(66)一家だ。長女は芸能界で活躍する女優のひかりさん(37)、長男は俳優の真之介さん(34)、次女はモデルのみなみさん(32)、次男はプロバスケットボールBリーグライジングゼファーフクオカの元選手の光太郎さん(30)だ。幼少期からきょうだい全員がバスケに熱中していた。

コザで生まれ育った父恵作さん。バスケが盛んな沖縄本島中部で幼少期から友人らと競技に親しんでいたという。本格的に始めたのはコザ高2年の時だ。バレー部からバスケ部に転部し、高3の時に県大会で19年ぶりのコザ高優勝に貢献した。

大学卒業後に体育教員になり、現うるま市の伊波中などを経て97年にコザ中に赴任した。名将の松島良和さんや数々のOBが育ててきた選手を率いて、98年に全国優勝を達成した。また、Bリーグ元琉球ゴールデンキングスの与那嶺翼さんらを育てた。

次男の光太郎さんによると、きょうだい全員が毎日のようにコザ中体育館へ行き、バスケに熱中していたという。家族には「体育会系」のルールもあった。姉のひかりさんが「集合!」と号令をかけるとすぐに集まり、気を付けの姿勢で整列した。

沖縄県協会4代会長の故・當眞哲雄さんなどバスケ関係者の集まりがたびたび自宅であり、大人の前で目標などを宣言したという。光太郎さんは「沖縄バスケの歴史を作ってきた人に育ててもらった」と、父を通じて出会ったバスケ関係者への感謝は尽きない。

光太郎さんは兄弟で唯一、バスケ一筋の道を歩む。現在はバスケスクール「SPICE」を運営するほか、W杯に合わせたイベント「PICK UP PLAYGROUND SUMMER CAMP OKINAWA2023」の企画者の1人でもある。「W杯をきっかけに沖縄をバスケの聖地にしたい」と意気込む。恵作さんは「コザはロックやエイサーなどさまざまな文化が混ざっている。世界の人にコザを見てほしい」と期待した。(古川峻)

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