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バスケW杯、日本きょう最終戦 自力での五輪出場懸けてカボベルデ戦 夜8時10分開始


この記事を書いた人 琉球新報社
カボベルデ戦を翌日に控え、練習で円陣を組む日本チーム=1日、沖縄市の沖縄市体育館(小川昌宏撮影)

 FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023に出場している日本代表は2日、順位決定リーグO組の最終戦で、カボベルデ代表と対戦する。試合開始は午後8時10分。勝てば今大会でのアジア最上位が確定し、自力では48年ぶりとなるパリ五輪への出場が決定する大一番となる。日本代表は1日夜、沖縄市体育館での前日練習で最終調整した。

カボベルデ戦を翌日に控え、練習で汗を流す比江島慎(右)。左端はトム・ホーバスHC=1日、沖縄市の沖縄市体育館(小川昌宏撮影)

 日本は8月31日のベネズエラ戦で劇的な逆転勝利をおさめ、O組の首位に立っている。1次リーグでの勝利を含め、W杯での2勝は1967年ウルグアイ大会以来、56年ぶりで、パリ五輪への出場権獲得に王手を掛けた。前日練習では、ベネズエラ戦で活躍した比江島慎や、河村勇輝らがリラックスした雰囲気でシュート練習をした。

 カボベルデはアフリカの島国で、世界ランクは64位と、日本(同36位)よりも格下。だが、2メートル21センチの長身で、米プロバスケットボールNBAでの出場経験もあるセンター、エディー・タバレスを中心に堅い守備と、ゴール下の強さを併せ持つ。1次リーグではベネズエラに勝利しており、日本にとっては侮れない相手となる。

 この試合で敗れた場合、五輪の出場は、他のアジア5カ国の結果によって左右されることになる。日本を含むアジア勢も2日に最終戦を迎え、フィリピン―中国、イラン―レバノンのアジア勢同士の対戦も予定されている。
 (池田哲平)