NTTドコモとNTTコミュニケーションズは5日から、浦添市のサンエーパルコシティ内で新たなビジネス拠点「docomo Howlive Urasoe(ドコモハウリヴウラソエ)の運営を開始する。県の産業創出と地域の課題解決支援が目的。
4日に発表会が開かれ、NTTドコモの笹原優子部長、同社と包括連携協定を結んでいる浦添市の松本哲治市長、マッシグラ沖縄タイムスの金子智一社長らが出席し、最新機器の実演などがあった。
笹原部長は「シェアオフィスとコワーキングスペースの機能を兼ねた共創の拠点としてコミュニケーションワークスペースを提供したい」と述べた。商業施設内で運営することから「子育て中の女性をサポートする機能や子ども向けプログラムにも力を入れたい」とした。松本市長は「ドコモが持つ最新のデジタル技術を地域の課題解決やスタートアップ企業のヒントにつなげてほしい」と新たな拠点へ期待を寄せた。
同施設は5G通信のリアルタイム性の向上とセキュリティー強化を図るサービス「docomo MEC」の県内拠点としても運用される。MECを活用した実証実験やサービス展開を計画する事業者などに向け、産業活用支援やパートナー企業とのビジネスマッチングなどの相談窓口として機能する。営業時間は午前10時~午後10時。利用料金などの詳細は公式ホームページで。
(普天間伊織)