熟成された古酒、奥深さ味わう 9月4日は「クースの日」 東京で試飲会


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9月4日の古酒の日に合わせ開かれた試飲イベント=4日、港区西新橋

 【東京】9月4日の「古酒(クース)の日」に合わせ、日本酒造組合中央会(大倉治彦会長)と県酒造組合(佐久本学会長)は港区西新橋の日本の酒情報館で試飲イベントを開いた。35年熟成を含め10種類の古酒を提供し、年代を重ねてまろやかな風味を醸す泡盛を来場者が堪能した。

 イベントには第37代泡盛の女王の稲福美咲さんが会場で古酒を提供しながら特性を説明した。前年度県知事賞の古酒龍などを小さなおちょこ「ちぶぐゎー」で試飲した来場者の男性は「酒の奥深さを感じる。口触りもよく、なめらかに入っていく感じ」と古酒ならではの熟成の味わいを楽しんだ。

 稲福さんは「代々につないでいく仕次ぎの日としても浸透していってくれれば」と話し、泡盛ならではの古酒造りもアピールした。
 (斎藤学)