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毎朝、自分でできる快眠法とは? 眠る時間、食事など秘訣を公開 沖縄・浦添で健康市民フォーラム


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睡眠・健康市民フォーラムでエッセイなどを朗読する又吉直樹さん=3日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール

 良質な睡眠や健康について考える第9回睡眠・健康市民フォーラム(主催・医療法人エイチ・エス・アール名嘉村クリニック、共催・琉球新報社)が3日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開催された。名嘉村クリニック(浦添市)の医師らが、快眠するための方法などについて話した。

 琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座准教授の高江洲義和さんは、自分でできる快眠法として、毎朝時間を決めて、1日15分程度でも太陽光を浴びることでホルモンの一つ「メラトニン」の分泌が増加することなどを紹介。加齢によって睡眠時間が減っていき、長い時間、眠れずに寝床で過ごすことで不眠になるとして「眠れない時ほど遅寝早起きにしてみることで、翌日の睡眠エネルギーになる」と話した。

第9回睡眠・健康市民フォーラムで、会場からの質問に答える医師ら=3日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール

 管理栄養士の安里律子さんは「朝、タンパク質を取ることで睡眠と減量の味方になる」とし、牛乳や豆乳、納豆や卵、チーズなどを食べることを勧めた。「体は一生もの。5年後、10年後の自分のために、小さいことを積み重ねてほしい」と話した。

 特別プログラムとして、お笑い芸人の又吉直樹さんが登場。沖縄出身の父について書いたエッセーなどを朗読した。
 (沖田有吾)