リトル・ユニバース(浦添市、藍川眞樹社長)は6日、豊見城市のイーアス豊崎内に来年2月にも、動くミニチュアのテーマパーク「スモールワールズオキナワ」を開業すると発表した。国内で同様の観光施設は東京有明の「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」に続き2例目。
那覇市のオキナワイノベーションラボで発表会を開いた藍川社長は「観光スポットとして沖縄の観光発展につながると思っている。インバウンド(訪日客)の活性化につなげたい」と話した。
施設面積は約3300平方メートル。県民参加型の「琉球王朝」エリアや日本の有名アニメを題材にしたエリアなどを設置する予定。
最新鋭の3Dスキャンを使い、自身をモデルにした独自のフィギュアを作成でき、琉球王朝エリアなど好みの場所に設置して住まわせる体験ができる「住民権」というサービスを提供する予定だ。
リトル・ユニバースは不動産のアイム・ユニバース(東京)が施設の運営会社として6月に設立。ミニチュア事業を企画するスモールワールズと業務提携し、沖縄の各エリア製作を進める。
東京では教育旅行として施設利用が広がっているとして、新たな観光施設として県民に楽しんでもらうほか、国内外から誘客を図る。(謝花史哲)