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台湾コーヒーの魅力堪能 沖縄の生産者らが相互交流 産地視察へ覚書締結も


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台湾嘉義県の阿里山コーヒーを試飲する来場者=6日、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城

 台湾・嘉義県と県内のコーヒーの生産農家らが集う交流会が6日、那覇市のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で開かれ、双方の関係団体が今後の交流促進に向けた覚書(MOU)を締結した。産地視察やセミナー開催、合作計画の推進などに今後取り組む。会場ではコーヒーの産地として有名な同県阿里山の9農家がブースを設け、来場者がコーヒーを試飲し交流を深めた。

 県内のコーヒー生産者でつくる沖縄珈琲生産組合と、六次産業化に取り組む沖縄コーヒー協会が、嘉義県珈琲産業発展協会とそれぞれMOUを交わした。嘉義県の翁章梁(オンツァンリャン)県長も駆け付け、販路開拓を見据え阿里山コーヒーをPRした。

 沖縄珈琲生産組合の宮城禎明組合長は「台湾のの技術レベルの高さは、他のどの国にも引けを取らない。ぜひ生産現場を訪ねたい」と強調。沖縄コーヒー協会の田﨑聡代表理事は「10年後には沖縄が今の台湾のような産地になれるよう、連携して取り組みたい」と語った。
 (當山幸都)