産業まつり2・6%増収 入場者数は5・6%減


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 第39回沖縄の産業まつりの入場者数は、前年比5・6%減の23万100人だったが、総売上高は前年比2・6%増の1億9161万円で、過去5年間では最高の売り上げを記録した。第2回実行委員会(会長・呉屋守章県工業連合会会長)が27日、那覇市のホテル日航那覇グランドキャッスルで開かれ、実績や決算などが報告された。

 第18回商工会特産品フェア「ありんくりん市」の売上高は、3542万円で過去最高を記録した。実行委員からは、今月東京で開かれた「ニッポン全国ご当地おやつランキング」で、本部町のアセローラフレッシュ(並里哲子社長)がグランプリ受賞した件に触れ「同フェアを通じて、出展企業の商品や見せ方などの品質が高まっている」と意見が出た。
 ことし初めて開催した、沖縄高専の卒業生が製作した歩行ロボット「スケルトニクス」の試乗会についても、継続開催を望む声や「高専の卒業生など、学生に夢を与える場所を提供する意味でも来年もお願いしたい」と要望があった。