希羽ちゃん支援、全国に呼び掛け 目標に7千万円不足


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
翁長希羽(のあ)ちゃんの心臓移植に向け、全国に寄付を呼び掛ける(右から)「救う会」の平良誠共同代表、父の翁長司さん、国立循環器病研究センターの海老島宏典医師=7日、東京都内

 【東京】重い心臓病「拡張型心筋症」で心臓移植を必要とする翁長希羽(のあ)ちゃん(1)の父司さんと「のあちゃんを救う会」のメンバーが7日、都内で会見し、希羽ちゃんへの支援を全国に呼び掛けた。救う会は米国での移植に必要な資金として3億2千万円を目標に掲げている。4日時点で約2億4873万円が集まったが、目標金額に約7千万円不足しており、全国への呼び掛けに踏み切った。救う会はことし中に目標額を達成し、年明けに渡米して移植を待つ考え。

 司さんは「(希羽ちゃんに)沖縄の青い空、青い海を見てほしい。早く補助人工心臓なしで、砂浜を歩いたり、普通のことをするのが僕の夢だ」と訴えた。
 救う会の平良誠共同代表は「沖縄の皆さんから二重三重の支援をいただいているが、年内に目標を達成するためには沖縄を中心とした活動だけでは厳しくなっている。希羽ちゃんを一日も早くアメリカに渡し、移植を実現させたいという思いだ」と述べた。
 会見には希羽ちゃんを担当する国立循環器病研究センター(大阪府)の海老島宏典医師も同席した。【琉球新報電子版】