新基地阻止、米で訴えへ 退役軍人団体、辺野古を訪問


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
県民と抗議行動を共にし、移設問題について連帯を強めるVFPのメンバー=11日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍の退役軍人らで構成する平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバー11人が11日、名護市辺野古の新基地建設に反対する座り込みや、米軍北部訓練場の過半の返還に伴う東村高江のヘリコプター着陸帯建設に反対する運動に参加した。一行は帰国後もVFPのネットワークで移設阻止を呼び掛けることを誓った。

 メンバーはことし5月に訪米した翁長雄志知事らと交流を深めたことをきっかけに来沖。米国の軍事政策を批判するとともに県民と連帯を強めた。VFP理事のタラク・キャウフさんは「辺野古の反対運動は国際的な広がりを持っている」と激励した。
 12日には大浦湾の海上抗議行動に参加。13日午後3時からは糸満市の平和祈念資料館で沖縄戦体験者と平和を語るイベントを開くほか、15日には那覇市の県男女共同参画センターてぃるるでシンポジウムを開く。