経済

名城ビーチに11階ホテル 460室、プールやジムも

 沖縄リゾート(糸満市、有田信行社長、山下鉄也社長)は糸満市の名城ビーチでホテルやプール、チャペルを備えたリゾート施設を建設する。那覇空港から車で20分の好立地を生かし、国内外からの集客を目指す。名城ビーチは沖縄戦跡国定公園内にあり開発の許可を県から得る必要があるため、県や糸満市と事前協議を進めている。

 大手不動産のケン・コーポレーション(東京、佐藤繁社長)が沖縄リゾートの株式を50%取得し、10日付で事業提携した。沖縄リゾートとして名城ビーチのリゾート開発・運営を行う。11階建てで、延べ床面積は4万7千平方メートル。開発費は全体で約300億円になる見通し。2018年1月に着工し、20年春の開業を目指す。
 ホテルは外資系高級ホテルの誘致を検討しており、35~40平方メートルの客室460室を想定している。ホテル内にはジムやエステティック施設のほか、温水プールを備える。15日、那覇市のハイアットリージェンシー那覇沖縄で会見した有田社長は「本島南部で1番のリゾートを目指す。来年9月の許認可取得に向けて頑張っていく」と説明した。山下社長は「天然資源を保全しながら開発を進めていきたい」と意気込みを語った。地元農産物の活用なども想定しており、観光客だけでなく地元客の滞在も見据えている。
 県によると、沖縄戦跡国定公園におけるリゾート開発については、沖縄戦の戦跡や自然環境を守る観点から事業者の申請内容を審査し県知事が認可する必要がある。年明けにも県の自然環境保全審議会が開かれる予定で、県と委員の協議の答申結果を踏まえて県知事が判断する。県の担当者は「現在は事前調整を進めている段階」と話した。


沖縄リゾートが糸満市名城ビーチに建設するホテルの完成予想図