辺野古反対決議 審議へ ホノルル市議会、計画検証求める


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 米ハワイ州の州都ホノルル市の市議会が、1月12日の公聴会で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する決議案を審議することが15日、分かった。決議されれば、ことし9月、米カリフォルニア州のバークレー市議会が新基地建設に反対し、沖縄と連帯するとした決議に続き、米国では2例目となる。

 関係者によると、決議内容は沖縄に在日米軍基地が集中している点や、県民の多数が新基地建設に反対していることなどに言及し、米政府に建設計画の検証を求めている。
 ホノルル市は那覇市の姉妹都市。ハワイ州は県とも姉妹都市の提携を結んでおり、互いに関係が深い。1月に審議される決議案は、現地の県系人が中心となり、市議会に審議を働き掛けてきた。メンバーらはハワイ州議会にも同様の決議を働き掛けている。
 中心メンバーの一人は琉球新報の取材に「沖縄が政府との間で孤軍奮闘している時に、同じウチナーンチュとして海外からも支えていきたい。建設作業は進められており、行動は今しかできない」などと説明した。