国建、グアムのホテル設計 国場組が施工参加 海外で初3月着工


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この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤

 国建(那覇市、比嘉盛朋社長)が設計する高級リゾートホテルを、大手不動産のケン・コーポレーション(東京、佐藤繁社長)がグアムに建設することが分かった。グアムのホテル施工には国場組(那覇市、国場幸一社長)も参画する予定。国建が海外のホテルを設計するのは初めて。県内でリゾートホテルの設計を手掛けてきたノウハウを生かし、海外でも受注を広げていく考えだ。

 ホテルの総開発費は約180億円。延べ床面積は4万平方メートルで地上26階建て。約45平方メートルの客室340室を想定している。2016年3月に着工し、18年7月に完成する予定。
 国建は、ホテルムーンビーチ(恩納村)やザ・ブセナテラス(名護市)など、県内リゾートホテルの設計を手掛けてきた。ケン・コーポレーションは国内外で30のホテルを有しており、グアムで六つ目のホテルとなる。国建幹部は「海外でも幅広く手掛ける体制を整えていく」と話した。(阪口彩子)